« エッグドロップコンテスト | メイン | Windows Vista β2 »

Web2.0時代のアクセスカウンタ [ 研究 ]

アクセスカウンタは,そのサイトの人気や注目度を現わす,一つの指標であり,
30000PV/日や30000HIT/日などと表記される.
その昔,ジオシティーズ全盛期においては,
掲示板,チャットと並んで,初めて設置するコンテンツの一つだったと言える.

しかし時代は移ろい,Web1.0からWeb2.0と呼ばれる時代に突入した.
そして,ライトユーザの導入の容易さから,
HTMLベースから,blogへと遷移している.

blogと切っても切り離せない関係にあるのが,RSSである.
RSSだろうが,ATOMだろうが,どうでもいいわけだが・・・
説明の簡単のために,blogのRSSに限定して話を進めよう.
RSSは更新情報の配信に用いられ,
記事のタイトル,要約,更新時刻,アドレスなどが含まれている.
利用者はRSSリーダを用いて,閲覧する.

RSSによっては,記事全文が含まれていることがあり,
記事を読むだけなら,RSSだけで必要十分の場合がある.
しかし,RSSによる記事閲覧では,
サイト(blog)自体にアクセスしたわけではないので,
アクセスカウンタにカウントされない.
つまり,記事は閲覧されているのに,PV(Page View)にカウントされないのだ.

これを解決する方法として,RSSのビュー数をカウントする方法を考える.
しかし,これには決定的な問題がつきまとう.
RSSリーダは定期的にRSSの更新を確認するのだ.
これでは,実際のビュー数よりも,かなり多く申告されることになるだろう.
これの対策として,クッキーによる識別が考えられるが,
今度は過少申告の可能性が否定できない.
RSSリーダが定期更新する限り,この方法では正確な集計が難しい.

RSSには要約のみを記述し,全文を書かないという方法も考えられる.
続きはblogを読んでね☆方式と言える.
なかなかいい方法かもしれない.

RSSにアクセスカウンタ相当のタグを仕込んでおき,
RSSリーダでビューした回数をカウントするというのはどうだろうか?
1ドットの透明画像を使ったアクセス解析と同じ仕組みだ.

などなど,案は出るが,どれが新時代のアクセスカウンタとして適切なのだろうか?
どうすれば,Web2.0時代のビュー数を正確にカウントしていけるのだろうか?

こういう研究も面白いと思いませんか?