土曜日に,オレッチが在籍している連合大学院で初の中間発表会が執り行われた.
もちろん,対象者は我々D2だ.
だって,僕たち人柱の一期生ですから.
総合理工学専攻に在籍する26名がテレビ会議システムを利用して,
湘南・代々木・沼津・清水の各校舎からの遠隔発表会.
お分かりだと思いますが,総合理工学専攻という一つの括りにされていますが,
誰一人として同分野の人がいないわけで・・・
はっきりと言わせてもらえば,全ての発表がチンプンカンプンです.
もうね.何がすごいのかすらわからないくらい,チンプンカンプン.
かといって,同専門の人だけを集めると・・・単独講演になっちゃうし・・・
なかなか難しいところですね.
従来だと,修士中間発表会の一部に組み込まれていたので,
まだ専門が近かろう人たちが集まってたんだけどね.
どうしても連大でやりたいらしい.
さて,午前はTA業務があったので,研究科長の開会の言葉だけを聞きに行きました.
なにやら,文科省は連大の成功を期待しているようです.
どうにもこうにも,文科省が目指そうとしている博士課程のモデルに近いらしい.
「コースワーキングの充実」「規定年限での学位取得」などを例に挙げていましたね.
それがいいことかどうかは私にはわかりません.
少なくとも,学位取得目的であるならば,手放しで歓迎されるべきでしょう.
しかしながら,長期的な視点で見た場合も同様であるとは限りません.
博士増産計画は失敗に終わったと思ってたんですが,まだ推進してたんですね.
発表自体はつつがなく終わりました.
さすがに異分野過ぎるのか,なかなか質問が出ないし,
質問が出たとしても一般的なものに終始しました.
ましてや「研究業績について詳しく説明してください」なんて・・・
お気持ちはわかります・・・研究科長様も大変でいらっしゃいますね.
胃が痛くなってしまいそうだよ.
研究科長様のジレンマが見え隠れしてました.
「規定年限で学位取得させたい」という反面,「博士の質は落としたくない」とお考えのよう.
当然と言えば当然ですが,その両立は如何ともし難いところだと思います.
D2の12月に中間発表をやって,博論審査が来年9月に始まると仮定して・・・
ちょっとタイミング的に遅くありませんか?
分野によると思うけど,学会論文誌の投稿期間は1年を見るべきです.
間に合わないような気がするんですが・・・
レターズが2005年に出てて,未だジャーナルになってないのに,
「レターはフル扱いにはならないので,頑張ってジャーナルにしてください」
とか,追いつめるようなことを言わない方が・・・察してあげて!
いや.まぁ.事実ですけど・・・彼の苦悩も汲んであげて!
我々は一期生だから実験台でしょう.
博士課程だからそれなりの実力と自己活動能力はあるから,なんとでもなるでしょう.
いや,そこでなんとかなっちゃうのがいけないのかもしれないけど・・・
でも,問題は山積してると思うし,改善すべき点も多々あると思います.
来年度以降に改善されることを期待します.
一期生の一期生たる実力の片鱗を醸し出せればいいなと思う,今日この頃.