Web2.0とは何なんでしょうか.
「今更何言っているんだコイツは」と思われるかもしれませんが,最近分からなくなりました.
分からなくなってしまったので,再考してみたいと思います.
Tim O'Reilly的Web2.0は以下のように定義される.
The Web As Platform
Harnessing Collective Intelligence
Data is the Next Intel Inside
End of the Software Release Cycle
Lightweight Programming Models
Software Above the Level of a Single Device
Rich User Experiences
O'Reilly -- What Is Web 2.0
また,このようにも述べている.
だから、企業が「おれたちWeb 2.0企業さ」って言うとき、私は「どんなデータベース資産を蓄積してるんだい?」って聞くようにしてる。
ひろゆきがティム・オライリーに直接きいた、「Web2.0ってなんだったの?」:ニュース - CNET Japan
梅田的Web2.0は以下のように解釈される.
「Web 2.0」とは、「ネット上の不特定多数無限大の人々を、受動的なサービス享受者ではなく能動的な表現者と認め、積極的に巻き込んでいくための技術やサービス開発姿勢」である。これが私流の解釈だ。
シリコンバレーからの手紙111:善・清・可能性を信じる「Web 2.0」の考え方
佐々木的Web2.0は以下のように定義される.
昔はインターネット上に,多くの情報が集まるということは,ありませんでした.それが,今から5年ぐらいの間に急激に進化し,インターネット上のデータベースに,商品情報や人間関係,ユーザーの属性といった大量の人間社会の情報が蓄積されるようになってきた.そして,そのデータベースからいかに自分にとって有用な情報を拾い上げるのかというアーキテクチャーが進化してきたんです.この2つの進化構造からなるものが,僕が考えるWeb2.0の原理ですね.
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? p.108 l.3-9
ひろゆきの見立てによれば,Web2.0は以下のように言い表される.
僕の見立てでは,Web2.0と言われるサービスは,技術的に見ても今までと何も変わっていない.ブログブームのとき,「掲示板はブログであって日記ではない」と言われてましたが,もともと掲示板を使った日記らしきものは,インターネットの初期から存在していました.ユーザーとしての正直な感想はきっと「どっちでもいい」ということになるでしょう.それと同じように,Web2.0という新しい言葉に,なんとなく惹きつけられているだけなのです.
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? p.21 l.9-14
GIGAZINEはWeb2.0を以下のように表現する.
極端な話、「今までなかったネットに関するあれこれ」を全部まとめて「Web2.0」と呼んでいるだけ。
Web2.0とは結局、一体、何なのか? - GIGAZINE
ある技術者はWeb2.0を以下のように解釈する.
まだまだWeb2.0そのものの定義は曖昧な様ですが、大枠の意味合いとしては、Web1.0の静的なWebであったり、Web1.5のサイトの独立性が高いダイナミックなWebとは異なり、サーバやコンテンツ同士がシームレスに連動され、インターネットが社会的なネットワークとして動作すると言う様な意味合いです。
Web2.0とは? - Web1.5 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
結局,Web2.0とは何なのか.
1エントリー完結の予定でしたが,思いの外に執筆が進みません.
今後,数回にわたって,エントリーを起こしてみたいと思います.