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Yocchan's Top 10's of 2006 [ 音楽 ]

  1. 東京事変 - 大人
  2. Muse - Black Hole And Revelations
  3. Dream Theater - SCORE
  4. The Tangent - A Place in the Queue Special Edition
  5. Franz Ferdinand - You Could Have It So Much Better
  6. U2 - U218 Singles
  7. The Flower Kings - Paradox Hotel
  8. O.S.I. - Free
  9. Circus Brimstone - Live BrimStoned In Europe
  10. Slayer - Christ Illusion


総評:
2006年は大物のベストアルバムが続々と発売された.
U2AerosmithJamiroquaiJudas Priestなどなど.
古き良き音楽の再確認をさせられたという印象が強い.
逆に言えば,真新しい音楽との出会いは少なかったと言えよう.


ランキング:
2006年のランキング1位は東京事変の大人としてみた.
オレが好んで聴く数少ない邦楽の1つである.
東京事変というか椎名林檎のアイデンティティにメロメロというところだろうか.
2007年初頭には椎名林檎名義新アルバムの平成風俗を出すらしい.期待大だ.
なお,ランキングには入れていないが,ライブDVDは必見である.
特に,Dynamite outをオススメしておく.

良くも悪くも衝撃的だったMuseのBlack Hole And Revelationsを2位にランクインさせた.
恐らく,Museを知っている人にとっては異論がないと思う.
ファーストインプレッションは最悪だった.大変ガッカリした.
Museを知ったのはAbsolutionからであり,ニューアルバムもそういった重さを望んでいた.
そこにきて「路線変更かよ!?」と思わせるポップ調の曲がシングルカット.
発売直後はそれはそれは大変なショックを受けたものです.
しかしながら,その評価が一変したのは,ライブ映像を見てから.
Reading Festival 2006とTop of the Popsのライブ映像だ.
衝撃的な格好良さだった.
それ以来,車の中ではヘヴィローテでした.
Soldier's Poem~Invincible~Assassinの展開は最強です.
さすがはMuseと言っておく!

Dream TheaterのSCOREをランクインさせるべきかどうか悩んだ末に,3位にランクインさせた.
悩んだ理由はCDではなくDVDであることと,オーケストラの出来の悪さ.
SCOREはフルオーケストラとの共演を収録したライブDVDなのだが,
その売りであるはずのオーケストラの演奏がヒドイ.
MetallicaのS&Mを想像してはいけない.
DTの複雑な変拍子についてこれないのか,音数が多すぎるのか.
よくわからないが,とにかくオーケストラの演奏がヒドイ.メタメタ.
DTの演奏が完璧に近いレベルであり,選曲も期待させるものだっただけに,残念.
そういう意味では,文句なしにランク外なのだが,
2006年のオフィシャルリリース品はこれしかないので,とりあえずランクイン的な感じぃ?
2007年はニューアルバムがでるらしいので,次作に期待を込めて3位で.

4位,7位,9位は関連作品と言っても良いだろうか?
全てプログレッシブ作品である.
4位にランクインしたThe TangentのA Place in the Queueはある意味冒険的だった.
Dream TheaterTransatlantic経由The Flower Kings回りThe Tangent行き.
そんなルートでファーストアルバムから買い続けているのがThe Tangentだ.
しかしながら,3作目であるA Place in the Queueには,TFKのメンバが参加していないのだ.
TFKのRoineの泣きギターにメロメロだったオレとしては,買うべきかどうかを悩んだ.
でも,やっぱり買ってみた.
そこには,相も変わらずのThe Tangentワールドが広がっていた.
2枚組なので,なかなか通して聴くことは少なかったが,安心する音作り.
4枚目が出ても,オレは間違いなく買うと思われる.

7位はそのTFKのニューアルバムであるParadox Hotel
最初に聴いたときは「???」だったが,聴いていく内に味が出てきた.
これも2枚組なので,なかなかに聴きにくい.
プログレは長編大作を作るのが美なのだが,2枚組はやめて欲しい.
2枚組にするなら,1枚完結で前編後編みたいにして欲しい.わがまま.
というわけで,Disc2(Room222)ばっかりを聴いてました.
彼らのメルヘンな世界は無限大です.

9位はCircus BrimstoneのLive BrimStoned In Europe
これは・・・普通のお店では売ってないと思う.
オフィシャルリリースなのか,オフィシャルブートなのかもよくわからない.
バンド名がCircus Brimstoneとなっているが,中身はTFKの演奏隊.全曲インスト.
発売された経緯をよく知らないのだが,なかなかのコレクターズアイテムだ.
読書の際のBGMに最適だと思います.
メルヘンドリームって感じだ.

5位にはFranz FerdinandのYou Could Have It So Much Betterを入れた.文句なし.
ソニーのCMやパラキスのエンディングで採用されていたDo You Want Toを収録で,知名度抜群.
彼らのはじけ飛んでる音楽が素敵すぎてなりません.
今でもiPod shuffleの中に入ってます.それぐらい好き.
なお,ライブパフォーマンスも素晴らしいです.
ライブ音源ばっかり聴いてたので,スタジオアルバムを聴くと拍子抜けしたり.
そういう楽しみ方もできちゃう,とってもポップで乗りが良い音楽です.
一聴の価値有り!

ベストアルバムなので,6位で勘弁して欲しい.
U2のU218 Singlesをランクインさせないわけにはいかない.
2006年最後に登場した最強アルバムと言っておけばいいだろうか.
Green Dayとのコラボ曲と新曲1曲を収録しており,マストアイテムと化している.
個人的な意見を述べるならば,I Will Followが収録されている日本通常版を買うべきだと思う.
I Will Followが入ってるのと入ってないのじゃ,大違いだと思いますよ?
特に語るべき事もありませんよね.
U2を知らない人は,とりあえず入門用にいかがでしょうか.

8位にはO.S.I.のFreeを入れてみた.
誤解無きようにハッキリと述べるならば,これが8位にランクインしちゃうような2006年.
不作だったと言えよう.
OSIはファーストのLimitedが最強ですよ.
ボートラのThe Thing That Never Wasが聴ければ満足です.

10位はSlayerのChrist Illusion
古き良き時代のSlayer復活といった印象だ.
でも,メタル寄りから,プログレ寄りにシフトしてしまったオレとしては,
Slayerの強烈なギターには付いていけません・・・
オレ・・・デスもスラッシュもなにもかも.
速い音楽は聴けないかもしれないです.
変拍子好き好きっ子です☆


ランク外の注目作:
3年振りのニューアルバムで期待されたEvanescenceのThe Open Doorだが,お腹いっぱいだった.
散々Fallenを聴き過ぎたせいか,エイミーヴォイス自体を拒絶気味.
間が空きすぎたのと,メンバ交代が大きかったと思います.いまいち.

UKロックのThe DarknessもヴォーカルのJustin Hawkinsが脱退.
次作を期待していますが,Justinのアイデンティティが高かったと思う.
期待されたい.