bricklife.weblog.*: 「もんたメソッド」は○○なプレゼン手法だ (説明ムービーなど)
初めて教壇に立ち,講義をしました.
とても緊張しました.
っていう話ではなく,もっと真面目な話.
講義用プレゼン資料として,もんたメソッドを適用したパワポを使った.
もんたメソッドを初めて実戦投下したので,評価してみる.
もんたメソッドは,今回のような講義形式にはそぐわない.
教師が学生に対して一方的に講義をする形式の場合,
もんたメソッドはその効力の大半を失う.
キーワードを隠すという,もんたメソッド最大の特徴.
これが仇となる.
キーワードが見えていない訳ですよ.
通常,スライド中のキーワードはスライド内の最後の方にあるだろう.
上から順々に説明して,これこれこうでこうだから,何々だよ.って.
その何々が伏せられているわけです.
説明が終われば,当然次のスライドに進む.
ノートを取る学生は,このペースに付いて来られない.
宜しくない.
では,もんたメソッドはどのような場面に適合するか?
講義シーンに適合することは間違いないが,
あらゆる講義シーンに適用できるとは思えない.
ベストマッチなシーンとしては,
1スライドをキーワードまで説明し,全部が見える状態になってから,
そのスライドの本質を説明するような形式.
要するに,講義時間は長いけど,スライド枚数は少ないとき.
流れるように大量のスライドを流す形式には,とにかく合わない.
さらに,教師が生徒に一方的に教えるシーンも不適だろう.
もんたメソッドの特徴は,教師側が教えたいとするキーワードを隠すことによって,
生徒側の知りたいと思う探求心を煽るところだろう.
つまり,生徒側がその伏せられた箇所に,何が入るのだろうか?
と考えることこそが勉強となるわけだ.
では,その状態を理想的に引き出すにはどうするか?
やはり,双方向性の講義形式を取る必要があると思う.
講義中に生徒を指名して,伏せられている箇所には何が入るかを答えさせる.
講義クラス全体が授業に向いてる状況で,もんたメソッドは最大限の効果を発揮するだろう.
結論:
もんたメソッドは,時間的なゆとりがある講義に適用すると,効果的.