過度の期待をしてはいけなかった.
中間の結果を踏まえて奮起してくれればいいけど・・・
200706031320追記:
まだ採点はされていないだろうから,正確な結果ではないが,
試験中に巡回して見回した限りでは,昨年度とほぼ同等の成果である.
これは良いことではなく,悪いこと.
例によって例の如く,大問2に各小問2の構成.
大問1はプログラムの実行結果を書く問題(トレース能力)で,
もう1問はプログラムを作成する問題.
問1において,トレース能力がほとんどないという事実がわかる.
多重forの中でifの二択でprintf(書式付出力)するという問題.
現在のループカウンタがいくつであるのかを追えない.
書式付出力でどのような出力になるのかを意識していない.
改行のエスケープシーケンスがどのような効果をもたらすかを知らない.
だから,できない.
問題をそのまま一例として載せよう.
変数名とか括弧の位置が違うかもしれないが,本質は同じ.
#include <stdio.h>
void main(void)
{
int i;
for(i=0;i<5;i++)
{
if(i%2==1) printf("?\n\n");
else printf("##");
}
}
次に,救いの言葉も見つからないのが,プログラムを作成する問2である.
小問が2問出題されているが,2問ともに過去の授業レポート課題そのままである.
授業レポートということは,次回の最初に解答例と説明を行っている.
つまり,過去にやった問題であり,かつ,答えも分かっている.
なのに,何故できない?
どれ程に授業を聞いておらず,どれ程に試験勉強をしていなかったかが,明るみに出る.
こういう結果を目の当たりにすれば,TAが居ようと居まいと,教員がどのような教え方をしようと,
単純に学生の学力が低いだけであるということがありありと証明される.
最早,中間試験の成績が悪いのは「含み」であるような気がする.
あれほどに簡単なテストができないという事実を突きつけて,
「このままではダメだ」と思わせることができれば,成功だろうか.
高校と大学が全然違うという実感を持ってもらわないと困る.
何度も何度も,予習復習の重要性を解いているのだが・・・
分からないのであれば,身をもって体感してもらうしかない.
これで分からないのであれば,それはそれで仕方がない.
なお,プ実に関しては,中間試験がヒドイ点数(たとえ0点だとしても)でも,期末で挽回できます.
是非とも,結果にめげることなく,成し遂げていただきたいものです.
諦めるのは簡単.
事実を受け入れれば良いだけだから.