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答えない子どもたち [ 教育 ]

asahi.comに上がってこないので,朝日新聞2007年7月29日付朝刊29面より,スクラップ転載.
070731_asahi.png

情メに限ったことではなかったようだ.
学習に対する積極性の面から考えても,この問題を捨て置くわけにはいかない.

情メでこの現象が顕著に表れたのは2年前のプ実である.
それまでは平均点が50点程度だったのが,一気に30点まで下がった.
成績上位者の衰退も1つの原因だったが,主原因は0点の大幅増加だった.
プ実のヒストグラムは面白い形をしており,山が3ヵ所ある.
90-100,平均点付近,0-9である.
この中でピークは平均点付近になるのが,普通だろう.
最近の傾向としては,山は1ヵ所のみ.
0-9がピークであり,それ以外はなだらかな右下がりとなっている.
なんといっても2年前のプ実では約半数が0-9に分布した.有り得ない.

中間試験の試験監督補助はTAが行うのだが,答案を見ていて嘆かわしい.
開始直後から突っ伏して寝ている学生.
解答欄以外にこちょこちょと色々書いているが解答欄には一切何も書かない学生.
近年,そんな学生が目立ち始めている.
「何か書けばいいのに」と常々思うし,先生もそのように言っている.
でも,何も書かない.
何か書いてあれば,そこから何かを評価することができる.
しかし,何も書いていないのであれば,何も評価することはできない.

この記事によれば「失敗や間違いを恐れる」からだそうだ.
失敗や間違いを恐れない人間なんているのだろうか.
オレは「失敗や間違いを極度に恐れる」タイプの人間である.
だからこそ,失敗や間違いをしないように,あらゆる努力を心がける.
失敗しないように下調べを入念に行うし,間違わないように必死で勉強する.
常に全力である.
それが近年の学生はできないし,やらないのだ.

失敗や間違いなんて,したけりゃすればいいのに.
重要なのは同じ過ちを2度繰り返さないこと.
そのためには,1度目の失敗は大目に見るべきだろう.
一体,初等中等教育はどういう指導をしているんだろう?


まとめ:
失敗や間違いはしたって構わない.むしろ,しろ.
そして,その失敗や間違いから学ぶべき.
重要なのは同じ過ちを2度繰り返さないこと.
そのために,あらゆる自助努力を怠らない.
どんな理由があれども,何もしない人は何もできない.