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出席調査について思う [ 教育 ]

遅刻・早退は3回で欠席1回とする

一体誰がこんな悪しきことを言い始めたのか.
恐らくは教師側ではなく,学生側だと思われるが.
この方法は学生側にしかメリットがない.
教師側は出席したかどうかだけを記録すればいいのだ.
根拠は東海大学学修に関する規則第1章第17条2項だ.

出席回数が当該授業科目に定められた授業回数(試験を含む)の3分の2以上に満たない場合には原則として単位は認定されない.

つまり,出席調査は単位認定をしても良いかどうかの判断にしか使われない.
一部でまことしやかにささやかれる「出席点」などという好都合な仕組みは存在しない.


遅刻してきて,「出席カードもらってないんですけど」とか「出席は終わりましたか?」とか,一体何なのかと.
授業を聞きに来ているのか,出席を取りに来ているのか.
とりあえず,出席カードを配っていた時間に来ていなかったのに「もらってない」と寝言を言うやつは,家で寝ていろ.

それから「トイレに行っていた」という輩もいるが,これもダメだ.
一応,生理現象だし,やむにやまれない理由があるかも知れないので,配りはするが,
基本的に,こういうことを気にしている時点でダメだ.
先に述べたように,出席回数は成績評価の対象になるかどうかだけであり,
授業回数の2/3以上の出席があれば,こと足りるのだ.
だから,トイレに行っていて,1回出席を落としたところで,なんら問題はない.
そんなに躍起になることではない.
それよりも,入退室が自由に行えることを喜ぶべきではないのか.
授業中に手を挙げて「先生!しっこ!」って言わなくてもいいのだから.

大学生になったのなら,自己責任という言葉を覚えて,身をもって体感して欲しい.
授業に出席するのも欠席するのも遅刻するのも早退するのも,自己責任.
勉強するのもしないのも,授業を聞くのも寝るのも,自己責任.
自らを律することができるのが大学生だし,そうならねばならない.

だから,オレは出席調査をするのがとても嫌いだ.
一体何なのかと.
貴重な授業時間を消費して,何故そんな記録を残さなくてはならない.
どこぞやで「厳密な出席調査はちゃんと来ている学生への『頑張ってるね』という言葉」だと言っている人がいた.
それだったら,始業時に「今日も朝早くからボクの授業に来てくれてありがとう」と口に出して言えばいい.
冒頭で前回の要点をまとめたり,小テストをするなりすればいい.
そもそも,授業に出席して,講義を聴いて,勉強するのが当然なのに,
当然のことを当然のようにしている学生を褒めるばかりで,
当然のことを当然のようにできない学生を叱らない大学がお間抜けさんなんではないか.
こういうときだけ都合良く「来る来ないは自己責任だから」というのだ.


まとめ:
授業はちゃんと全部出席するのが普通.
休むのは自己責任.
遅刻・早退は出席に影響があるのではなく,その分の授業を聞けなかった自分に影響がある.
出席調査に労力と時間を払うのは高い学費を払っている真面目な学生に対して失礼.