今日は本エントリーを取り上げます.
独学に勝る勉強はない(1)はそれほど共感しなかったけど,独学に勝る勉強はない(2)は共感せざるを得ない.
若い人に自分の考えや知識・経験を教えるようになって、痛感したことがひとつあるんですね。それは、
学ぶ意志のない者に何かを教えることは不可能
だということです。「学ぶ意志」は大きくモチベーション・目的意識と言い換えてもいいです。大学でも専門学校でもカルチャーセンターでも同じなんですけど、生徒さんのなかに、「この人、なんでここにいるんだろう」とこちらが思ってしまうような人が、少なからずいるんですね。そういう場所で積極的に何かを学ぼうとするのではなく、ただそこに「いる」人たち。来ないより来るならまだ積極的なのかもしれませんが、受け身で話を聞いているだけで「何かになれる」と考えているのだとしたら、甘い考えではないでしょうか。
学習意欲のない学生に勉強を教えることは,本当に困難を極めます.
理解しようとしない学生に,どうやって理解させるというのか.
授業を聞く気がない学生に,授業を聞かせて,一体どうなるというのか.
「学校で時間つぶしをしている」人が少なくない現状というのは、単純に無駄で、もったいないことだと思うし、不幸なことだと思うんですよ。自分はそうではないという人は、とても幸福なことですからおめでとうございます。
勉強をしないのに,高い学費を払って,授業の教室で時間を消費するなんて,どう考えても無駄.
ただ座っているだけで単位は獲れないし,卒業だってできない.
ここは私学だから,対価を払えば出られるのかも知れないが,よく知らない.
そういった大学の勉強に対する意欲がない学生だって,他のことには意欲があるかも知れない.
ものすごい才能を持っているかも知れないし,誰かの役に立つかも知れない.
少なくとも,学習意欲がない学生に勉強を教えることは,本当に困難です.
さて,掲示板のコメントにもいいことが書いてあった.
82 : たけくま ★ 2007/11/29 (木) 16:08:51 ID = ???
>>80 忍天丼さん
その問題については(3)に書きます。
一言だけ書いておくと、俺は今の学校で一番問題だと思うのは
知識や勉強ばかり教えていて、「知識獲得のしかた」「勉強の
やり方」をちゃんと教えてないところにあるんじゃないかと
思います。「図書館の使い方」や「知識の探し方」とかをですね。
「勉強のやり方」さえ覚えておけば、たいてのことは独学で
間に合いますし、どうしても独学困難な専門知識については、
そのときになってはじめて専門家の先生の出番が来るんだろうと
思うわけです。
たけくまメモ・コメント掲示板
同意せざるを得ない.共感せざるを得ない.
図書館の使い方を教えるべきだ.
情報の探し方を教えるべきだ.
大学生になってすらも,それが自発的にできない.
ゼミのレポートを書かせても,検索結果上位数件からコピペしましたよろしく,のようなレポートが出てくる.
情報を探す能力も取り扱う能力もない.
膨大な情報がそこにあっても,あるだけで,宝の持ち腐れといえる.
情報の探し方を知るということは,今まで見えなかった世界が見えるということだ.
それによって,新しい発見があるかもしれないし,脳味噌がグルグル回り始めるかもしれない.
様々な可能性を見つけるためには,広い世界を知っておかないといけない.
まとめ:
まとめられません.
たけくまメモに完全同意の方向で.
エントリー元を読んで,あなたが感じることが,オレの言いたいことだと思います.
そのくらいに,当てられ中.