「カバーレターの書き方 教員公募」というキーワードでググってきた人がいた.
カバーレターの書き方を解説しているところはないのだろうか?
調べもしないで,無いと決めつけて,説明してみる.
そもそも,カバーレターとはなんぞや?という人もいると思う.
知っておいた方がいいと思う.
カバーレターというのは送付状とか,お手紙とか呼ばれる代物である.
就職活動等で書類を送付する場合に,書類のみを送るのではなく,
何の目的で,何を送っているのかを明確にするための,お手紙である.
このカバーレターは事務処理の過程で処分されてしまうことが多いらしく,
無意味だとか,必要ないという意見もあるようですが,
カバーレターによって好感を持たれることはあっても,反感を買うことはないでしょう.
少しでも有利な立場に立ちたい状況下では,どういう選択をすればいいかはわかりますよね?
さて,そんなカバーレター.
必ず付けましょう.絶対に付けましょう.
いや.オレの競合相手になる方は,付けて下さらなくて結構ですが.
で.サンプルを作ってみた.
この書式が適切かどうかは知らないけど,おかしくはないと信じている.
以下,色々と要点を説明しますが,オレにとっての信念であり,社会的に正しいかはわかりません.
このサンプルを利用して被る被害は自己責任でお願いします.
まず,「いつ作成された文書」で,「誰宛」で,「誰から」で,「何の文書なのか」を明確にする.
この時,宛名は正確に書きましょう.誤字脱字,所属間違いとか,失礼千万です.
「何の文書なのか」も正確に記しましょう.
「なんちゃらかんちゃら職員公募」となっているのに,「助教公募」などと勝手に変えてはいけません.
次に,時候の挨拶は書きません.
あくまでビジネス的な一線を引いた,形式的なやり取りであると位置付けます.
その上で,この文書の目的を明らかにします.
淡々と書きましょう.
「徹夜でがんばって資料を作りました」とか,余計なことは書かない.
「提出書類」は「応募資料」だったりするかもしれませんし,「送付内容」かもしれません.
適宜読み替えて下さい.
書類は箇条書きにし,何部同封しているかを明示します.
この際,応募要項等に書いてる順番に書きましょう.
もちろん,封筒に入れる際も,この順番通りに入れましょう.
論文別刷を同封することもあるでしょう.
この場合,業績リストに書いた通りに書きましょう.
統一感はしっかりさを強調することでしょう.
なお,本来のカバーレターとしては,「採用してくれ!」的なアピールを盛り込むようです.
そういう視点から考えれば,カバーレターは不要でしょう.付けない方がいいと思う.
志望動機や抱負を別封しているわけで,大抵は字数制限が課せられていると思います.
それにもかかわらず,別の箇所にさらに書くなどという女々しい行為は到底受け入れがたいです.
あくまで形式的なものであると割り切って,淡泊に書き上げましょう.
まとめ:
カバーレターは重要.
所属,名前,書類名などは,正確に書く.
論文投稿の時も付けた方がいいよ.
査読結果への返答の場合も,各査読者殿に付けるべきだと思うよ.
ま.電子投稿だったら,関係ないんだけどね.
世知辛い世の中だぜぇ.