« 出席調査について思う | メイン | 基礎化学実験~MG法の検証実験 »

もやしもん [ レビュー ]

諸兄らは「もやしもん」をご存じであろうか.
ノイタミナ枠で放送中の醸しアニメーションだ.
もう既に半分以上終わっているのだが・・・そこは気にしないでいただきたい.

美大と言えば,ハチミツとクローバー
音大と言えば,のだめカンタービレ
そして,農大と言えば,もやしもんだ.
全てノイタミナの手によるものだ.
なお,原作はイブニングに連載されているらしく,コミックは5巻まで発売されている.
Amazon.co.jp: もやしもん 1
Amazon.co.jp: もやしもん 2
Amazon.co.jp: もやしもん 3
Amazon.co.jp: もやしもん 4
Amazon.co.jp: もやしもん 5
安心して欲しい.
全て一括発送で送料無料だ.
くれぐれも分割配送には注意されたい.

閑話休題.
もやしもんとはどういう話なのか.
Wikipediaに要約を期待するならば,

「某農業大学」に入学した主人公は、「菌やウイルスの存在」を知覚し、会話する事ができるという不思議な能力を持っていた。彼は、菌やウイルスに関する様々な騒動に巻き込まれていく。

まぁ.菌が見えるというSF(すこしふしぎ)な設定の大学物語だ.


もやしもんは実に勉強になる.
実学だ.
やはり,オレは農学にこそ向いている.そうに違いない.
今こそ大学を辞めて,東農大の門戸を叩くときではないのか.
樹教授をはじめ,登場人物の発言が素晴らしい.

樹慶蔵

そこで僕は生物の全てを学ぶ学問である農学をして惑星の地球化にアプローチしたいんだ.

もやしもん第3話「菌でかもすぞ!」より~樹慶蔵

ですよね!
全ての学問は農学に行き着くんです.
老後は家庭菜園でしょ?
自給自足の生活はロハスだともてはやされる.
結局,人間は原点に立ち戻らねばならないのではないか.

日吉菊二

日本の名が付いた酒を日本人は美味いと思わず,ワインやビールが大好きじゃ.日本人が美味いと思っていないその酒は,海を越え,Japanease Sakeとして面白がられている.

もやしもん第5話「怪奇!菌オバケ」より~日吉菊二

そうだ!そうだ!
何故,日本人なのに日本酒を呑まない?
何故,日本人なのに日本酒を誇らない?
美味い日本酒なんて,ゴロゴロあるのに・・・
なんたる不幸せ.

要は日本人はイッキ飲みや「オレの酒が飲めんのか」等,妙な習慣が一般化していて街で酩酊する人間に寛大になっている.しかし欧米では,たとえ親友であろうと,酒に飲まれるような事を社交の場で行えば,社会的に葬られるほどの制裁を与えられる.

もやしもん第3巻第26話「DRC」より~樹慶蔵

だから,オレが酩酊したり,泥酔したりしても,社会的に抹殺されてはいない.
それが日本という国であり,習慣なのだ.
分かるだろう.
酔っぱらうのは仕方がないのだ.
習慣なんだもん.

人間が造る酒の頂点はやはり,世界で唯一,並行複発酵という奇跡の術を駆使する日本酒であると,僕は言いたい.(中略)そんな中,とある種類の酒が日本酒のような姿をして,毎年3万klほど安定生産され,売り出され続けている.合成清酒だ.

もやしもん第3巻第30話「とある初夏の日」より~樹慶蔵

そうだ!そうだ!
合成酒は日本酒じゃねーぞ!醸すぞ!ゴルァ!
いや.まぁ.呑んだこと無いけど・・・


まとめ:
オレは日本酒が好き!
安い酒をガブガブ呑むよりも,高い酒を愛でるように味わいたい!
オレは農業が好き!
田植えも,稲刈りも,土いじりも,かなり好き!(腰が痛いけどorz

ビールやワインもいいけど,とりあえず日本酒を呑んどけ.
日本の料理には日本の酒が合う.

ウィ!ラブッ!!日本酒!!!