高校の情報教育は,どの程度をやっているのだろうか?
今年から,ゆとり教育世代なので,
しっかりと情報教育をされてきた世代だと信じていたのだが,
例年と比べても,それ程できる感じはない.
高校ではプログラムをやらないのかな?
それよりも,気になることがある.
読解力だ.
もっと言えば,読解力ではなく,国語力かもしれない.
授業終了30分前くらいに,レポート課題が出るわけだが,
どうにもこうにも,それを理解してもらえない.
「あるプログラムを作成し,ある入力をした際の出力を示せ」
といった内容なのだが,
何をしたらいいか?っていう質問がでたり・・・
もちろん,多くの人は理解しているわけですから,
出題の文面が悪いっていうことはない.
そういう場合,オレッチはどう対応するか.
まず,レポート課題を音読させます.
そして,何が書いてあるかを尋ねます.
「何を作るの?」「何をするの?」「何を提出するの?」「それには何を書くの?」
往々にして,これで理解されます.
ただ誘導するだけ.何も教えません.
でも,理解されます.自分で解決できるんです.
つまり,物事を思考しながら読んでないんですね.
だから,思考ができるように,プロセスを分けてやればいいんです.
簡単.
プログラミングの勉強をする上で,
コーディングスキルよりも何よりも,
問題分析能力を身につけることの方が重要だと思います.
その方が,あらゆる分野に応用できて,有用だと思います.