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2006年度秋学期TA最終報告 [ 教育 ]

そろそろ成績評価が固まっている頃だろうから,エントリーにしてみる.
なお,この情報は1月末時点での情報であり,確定情報ではありません.
その後,採点ミス集計ミスなどによって,変化があったかもしれません.


プ実
両クラスとも合格率は向上したようです.
しかしながら,それは絶望と同義です.
大條先生はかなり基準を下げたらしい.
何をどういう風にどうしたかなんて,とても書けないが,壮絶に基準を下げたらしい.
その結果,合格率30%程度らしい.
何故?何故に30%??
だって,期末テストに出題される問題は知らされていたんですよ?
「中間テストの中から出題します」
「授業のレポートにしたものをそのまま出します」
なのに,何故0点が十数名もいるんだ?
どういうことだ?
これ以上,何をどうすればいいんだ?
ボクには分かりません.
なお,保坂クラスは40%強だそうだ.


アドプロ
合格率は50%程度.
一言で述べるならば「何故できない?」だ.
期末テストは授業の範囲内,というか最終レポートからそのままだった.
出題4問中2問が最終レポートからの抜粋出題だったにもかかわらず,
しかもその配点が合計で60点であるにもかかわらずだ.

この結果には理由がある.
最終レポートの出来と期末テストの出来には相関があるようだ.
つまり,最終レポートができてないから,期末テストもできてない.
では,何故最終レポートができてないのか?
毎授業の課題を順番にこなしていけばできるのに・・・
何故できないものをできないままにしておくのか?
TA2人が壮絶に暇そうにしているにもかかわらず,何故質問しないのか?
TAを暇死させておきながら,授業がわかりませんなんて,話にならない.
それともなんですか?
TAがアグレッシブに手取り足取り教えて回らないといけないのか?
少なくとも,オレはそういうアシスタントはしない.
なぜなら,考える力が失われ,自主性を無くし,学習意欲が無くなるからだ.

質問する学生はアグレッシブだ.
質問しない学生はパッシブだ.
質問するのが恥ずかしいとかいうやつがいる.
聞くは一時の恥.聞かぬは一生の恥.
一生恥じてればいい.
オレは学習意欲がないものと見なす.
その学生がどんな意欲を持っていようともだ.

それから,興味深い話.
アドプロ受講者に限った話をするならば,6aよりも5aの出来が悪い.
アドプロを受講している6aは,プ実を突破した学生だろう.
プログラミングの基礎を理解しているわけだ.
そういった学生にとって,この授業は簡単すぎた(もしくは理解十分)わけだ.
対して,5aは再履修扱いになる.
何故ならば,5a以前が受講できるアドプロは春開講(来年度から科目廃止)なのだ.
同名科目は受講できないので,春のアドプロは受けていないか,取れなかったかだ.

秋開講のアドプロは本来6a対象科目であるので,6a視点で評価する.
つまり,結論はこうだ.
アドプロのレベル設定は適切.
アドプロが取れないということは,
・プ実の範囲を十分に理解していない
・授業を真面目に受講していない
・わからないことをわからないまま放置した
のいずれかであることが明らかである.


「大学生になるために~理論と実践」「受講の基礎・実習」
「ノートの作り方・実習」「理系のための文章作法と技法」
とかの科目を作ったらどうですかね?
これからの時代,ゆとり教育世代をたたき直さないといけないんですよ.
今までの常識に囚われた教育方法は通用しないんだと思います.
抜本的なカリキュラム改革が必要であると具申いたします.
あ.担当者がいませんか?
ボクやりますんで,雇ってください.