ゴールデンウィークも明けて,五月病が発病することでしょうか?
そんな7A生の近況報告をしてみます.
講義出席状況:
遅刻する学生は遅刻するし,休む学生は休む.
基本的に,その辺は変わらないのですが,特筆すべきはその絶対数.
大半の学生は真面目に出席しています.
この出席率は近年稀に見る良さです.
ハッキリ言わせてもらえば,信じられないほどに真面目です.
受講態度:
寝る人は寝ます.これは変わらない.
内職している学生はパッと見では見当たりません.
プ実に限定した話をするならば,実習時間は真面目に実習している.
昨年度は実習時間になるとオレンジ色のページを開いている人が多かったが,
今年度は皆無と言っていいほどに,見当たらない.素晴らしい.
気になること:
コミュニケーション量が圧倒的に少ないです.
実習中の私語の少なさが,それを物語ります.
良い捉え方をすれば,真面目に実習をしている.
別に,実習中に友達と相談したり,教え合ったりしてはダメではない.
むしろ,それを推奨している.
なのに,静か.
例年なら「あーじゃないこーじゃない」「おー!すげー!」「なんだよそれ!」のような
たわいない会話ながら,コミュニケーションをとっていることはわかるのだが,今年はそれが少ない.
完全にないわけではないが,ハッキリ言って少ない.
また,プログラミングの授業ですから,メチャメチャ得意な学生が数人はいるものです.
一般的に,そういう人の周りには人が群がるものです.
そこで,学生同士で教え合うアクションがあると,全体の成長にもなるし,その学生の成長にもなる.
教えるってことは,それについて教えられる人よりも深い知識が必要です.
教えている内に,さらに理解が深まることもしばしばです.
なのに,今年はそういった風景が見られません.去年も少なかったけど.
これは気になる.
発想法演習:
発見的のTAをしていて感じたのだが,打算的な学生が多い.
ブレーンストーミング~KJ法~NM法T型展開をやるのだが,
NM法の段階で打算的な考え方をして,狭い視野に陥ってる班が多かった.
真面目であるが故なのか?失敗のリスクを恐れるからなのか?
とにかく打算的で,全く面白味に欠ける.
また,お互いのコミュニケーションが少ないため,ブレーンストーミングが弱い.
全然アイディアが出てこないし,KJ法の収束もいまいち.
優等生的な結果しか出てこない.
奇抜な発想がどこかへ忘れ去られてしまっている.せっかくの発想法なのに・・・
結論:
現在の印象は以下の通り.
・真面目.打算的.
・道を踏み外さない.石橋を叩きすぎ.
真面目ではあるが,もう少しアグレッシブさと自己主張が欲しい.
こういう場合,教員や大学側は,学生の成績が優秀であるならば,満足するべきなのだろうか?