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研究室配属 [ 教育, 昔話 ]

前々から疑問に感じてはいたんだけど,昨日色々とあって思い出したから,書く.

オレが卒研に配属された頃,配属決定後に「集まりなさい」という連絡を出す先生と出さない先生がいた.
出す先生は「○月×日△時限目に研究室へ集まりなさい」という掲示.
単純であり,明らか.わかりやすい.
しかし,連絡を出す先生と出さない先生,どちらが多いかといえば,出さない先生が多い.
これは何故か.

連絡を出す先生は物性系の先生であり,引継等を含めて,素早く確実に配属者を集めたかったのだ.
卒研配属後(要するに7セメになってから)に装置の説明や使い方をしたのでは,遅すぎる.
7セメ開始直後から実験が出来るように,予めある程度の勉強をさせておきたいのだ.

では,連絡を出さない先生は一体なんのか.
卒研配属の学生を一堂に会して説明する必要がない先生は連絡を出さないのだ.
単純なことである.
常識的に考えて,配属決定されたのであれば,挨拶に行くのは当たり前のこと.
だって,取ってもらったのに挨拶もしないなんて,どんなに失礼な行為ですかと.
そんな条件下で挨拶に来ないような学生は放って置かれちゃうんです.
だから,敢えて連絡をする必要性がないのだ.
もう既にそこで差が出るのだから.

オレは配属決定後の5時限目(というか実験から帰ってくる先生を待ち伏せ)に伺った.
ご挨拶をして,社交辞令的に(ぇ)「卒研までに勉強しておくことはありますか?」って聞く.
すると,「別にないさー」と言いながら,紙資料を差し出してきた.
それはIEEE CSの英論文で,3層パーセプトロンについて述べた(解説?)論文だった.
「とりあえずガイダンス後にここに集まって.ゼミはこれを使うから,読んでおくといいさー」って.
要するに,挨拶にくることを含みに,資料をちゃんと準備していたのだ.
そんなオレの学部時代.

情メはどうなのだろうか?
そのような光景を見かけたことがないのだが,それはオレの研究室在室率が低いからだろうか?
オレ推薦で突っ込んだ学生には,研究室に連れて行きがてらに,
「先生に挨拶していけば?」と壮絶に遠回しにチクチクするのだが,
「あーそうですね」という返事が返ってくる.
「もちろんそのつもりです」なんて返事は聞いたことがない.

ゼミエントリ中は前向きにアピール.
ゼミ配属後はやる気減退.
研究室説明会でオレが述べた通りのことが再現されないことを期待したい.
再現したところで,呆れるだけで,驚きませんが.