100%の確率で非博士課程生に話が通じない.
感覚の相違がある.
オレ「××大学の応募条件が厳しいんだよね」
誰か「あー難しいですね」
オレ「いや,だから応募しようかなって思ってる」
誰か「???」
就職活動における応募条件の話なのだが,「応募条件が厳しい」ことが有利なことだと認識されない.
博士の就活が一体どうなっているのかを少し説明する.
まず,応募条件で真っ先に確認するのは,応募資格があるか否かだ.
「博士を有するか採用時までに取得見込の者」ならok.
「博士を有する者」は恐らく無理.
次に年齢制限.
「40歳以下」は競合相手が多すぎてかなり厳しい(と思われる).
「35歳以下」は応募するべき.
「30歳以下」という条件がオレの指す「厳しい」条件である.
通常の博士卒が27歳であるので,30歳以下となれば,新卒または学振あたりをターゲットにしている.
こういう「厳しい」条件には積極的に応募する必要がある.
次に,応募分野である.
どのような教員を募集しているか.どのような分野か.担当科目は何か.
当然ながら,自分に近ければ近いほど有利(だと思う).
しかしながら,なかなかドンピシャは見つからない.
募集側からすれば,絞りすぎると応募が少なくなる可能性があるので,多少は広めに募集をかける.
そのため,応募側もある程度の幅を持って対応する必要がある.
例えば,「ビジネスメディア系、eコマース、インターネットサービス」という公募にも対応したい.
しかし,範囲が広すぎるので,競合相手が多くなる可能性があり,実績が少ない新卒は厳しい.
何故,新卒が厳しいか.
応募書類の1つに業績リストや主要論文が含まれている.
当然ながら,業績がある方が有利(だと思われる).
特に,「主要な業績(3点以内)」は対応できるのだが,「最近10年間の著書・主要論文」や「主要学術論文(5編)」は厳しい.
学術論文は5編もありません><
博士卒と修士卒の就活における最大の違いは,振るいのかけ方だろう.
修士卒は振るいにかけられることを「厳しい」と思うだろう.
博士卒は振るいがかけられていないことを「厳しい」と感じる.
何故,そうまでに違うか.
修士卒の募集枠は数名または数十人あるだろうが,博士卒の募集枠は1名がほとんどである.
つまり,応募した候補者の中で,必ず1番にならなくてはならないのが,博士卒だ.
当然ながら,1番になるためには,応募者が少なければ少ないほど,
応募条件に合っていれば合っているほど,有利だ(たぶん).
眠いので,
まとめ:
「厳しい」公募条件下の方が有利(だと思う).
コネが羨ましすぎる.
運も必要.公募が出ないところには入れない.
思い出してください.
あなたの学科には,毎年毎年,若い先生が入ってきますか?