前回のエントリーから間が空きすぎて,モチベーションが大暴落.
やはり,書きたいことは書きたいときに書かないと書けなくなる.
書きたいことは山ほどあったはずなのに,今は文字にできない.
仕方がないので,掻い摘んで散らかした挙句に,勝手に持論を展開して終わる.
さて,前回の復習から始めよう.
極端な話、「今までなかったネットに関するあれこれ」を全部まとめて「Web2.0」と呼んでいるだけ。
Web2.0とは結局、一体、何なのか? - GIGAZINE
「今までなかった」とはどういう意味なのだろうか?
Web2.0の代表的な技術(?)として,Ajaxがある.
AjaxはAsynchronous JavaScript+XMLの略で,JavaScriptとXMLを用いた非同期通信のことである.
これは別にWeb2.0の頃に生まれた技術ではない.
歴史を辿れば,NetscapeのDHTMLに端を発している.
確かに,オレが大学1,2年だった頃に,DHTMLを活発にオモチャにしていた記憶がある.
今となってみれば,あれがAjaxだったか.
しかし,このDHTMLは長いこと使われてこなかった.
1つにはクライアント(要するにPC)の性能が低く,DHTMLは重すぎた.
もう1つにはブラウザの実装がまだまだ不十分だった.
さらにもう1つには実装が面倒だった(重要).
そんなDHTML関連技術にAjaxという名前が授けられたのが2005年である.
そして,GoogleがSuggestやMapsでAjaxという名前で採用し,一躍有名になったというわけで.
要するに,Ajaxは「今までになかった」ものではないのだ.
いうなれば,名前がなかったとは言えよう.DHTMLっていう名前があったけど.
日記という視点で見れば,ブログも技術的には真新しくないし・・・
ところで,Tim O'Reillyも佐々木俊尚氏も「データベース」をキーワードにしている.
データベースがあれば,Web2.0なのだろうか?
確かに,データベースは重要な要素だと思うが,Web2.0という言葉に対して,適合するだろうか.
Web2.0を実直に次世代Webと解釈するならば,オレがイメージする次世代Webはそういうものではない.
オレのイメージするWeb2.0は坂村的「どこでもコンピュータ」である.
本当の次世代Webはインフラ面からジワジワと来るものだと思う.
そんな華やかでも派手でもない,地味なところから来るものだと思う.