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平均23歳でビールに目覚める [ 記事 ]

asahi.com:ビール「うまい」、平均23歳で アサヒ調査 - 暮らし

アサヒビールの調査によると,ビールが「苦い」から「うまい」に変わる瞬間は,平均23.7歳なんだそうだ.
これは正規の手順に則った統計なのかな?
いや.まー.なんだ.
一応,法律上は20歳未満は飲酒禁止なんだが・・・
ということを考えると,平均年齢はもう少し下がりそうな気がするのだ.
オレもビールに目覚めたのは20歳の夏ですからね.えぇ.

さて,ちょうどいいので,持論を展開しよう.
何故,「苦い」から「うまい」に変わるのか?

子供の頃にちょっとくらいは味わったことがあるだろ?
「なんでこんな苦いものを呑むのか?」そう感じたはずだ.

そもそも動物は毒を誤飲しないように苦みがある食べ物を嫌う本能がある.
五感に優れ,人間らしい人間よりも動物により近い子供が,苦い食べ物を嫌うのは道理である.
これは既存の研究で明らかである.

さて,では何故その苦い食べ物を食べられるようになるのか.
ここが論点になるだろう.
私は,慣れと五感の退化が主因ではないかと考えている.
持論だ.

苦くても毒がない食べ物はいっぱいある.
ピーマン,ゴーヤ,セロリ,パセリ,春菊,ふきのとう・・・
動物本来の本能のまま生きているならば,
これら「苦い食べ物≒毒」という認識から,食べることはないから,慣れることもない.
しかし人間界では,これらの食品が食卓にさも自然に出てくる.
それは,親などの先人が「それは毒ではない」と認識しているからだ.
五感の優れる子供にとっては,毒を盛られている気分なんだろう.
そして,その毒を食べ続けるが,毒で死なないことを知る.
これが慣れであると,私は考える.

次に,五感の退化だ.
人間界は自然界とは大きくかけ離れている.
暗くなれば灯りをつけ,音がよく聞こえなければボリュームを上げ,味がしなければ塩をかける.
嗅覚と触覚を刺激するものがそこら中に溢れ,その間隔を麻痺させる.
本来,五感は自然界での危険を察知したり,獲物を捕らえるためにあるため,
常に研ぎ澄まされていなくてはならないものである.
しかし,人間界ではその必要性が無く,五感は退化していると言えよう.
これによって,味覚の退化も起こりえるだろう.
つまり,苦みを知覚する能力が大幅に退化したことによって,
苦いものを苦いと認識できなくなっているのではないだろうか.

私はこの2点から,大人がビールを好むようになると信じている.
ビール嫌いのあなたは,もしかすると野性的な生き方をしているのかもしれない.


注※完全な持論です.科学的に根拠は一切ありません.そうだと信じてるだけです.事実を突きつけないでください.