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山本研ネコミ班のアレ [ 研究 ]

細部まで理解してるわけじゃないので,概説だけ.

趣味趣向の傾向を距離で決めると言っていた.
オレは猛然と否定した.

具体例を挙げよう.
AとBという二者が居るとする.
簡単のために,趣向を示すパラメータは2つ.
つまり,二次元平面.
A(100,50),B(10,5)という趣向を持ったとする.
Aの距離は111,Bの距離は11.
ここで距離は,ユークリッド距離を用いている.

さて,AとBが近い趣向を持つかどうかを距離で判断するとなると,
誰がどうみても,(スケールの問題はあるが)近いとは言えないだろう.
しかし,パラメータの比率を見れば,AもBも2:1である.
比率が同じということは,ベクトルが同じということだ.

私が思うには,傾向を示すのがベクトル(方向)であり,
執着度を示すのがスカラ(量)だと思う.
この例の場合,AとBは同じ趣向を持っているが,AはBよりも執着度が高い.

そもそも,こういったベクトルで計算するのが最適なのかもわからない.
知情班がやってるように,n次元空間に配置して,
最近傍法などでクラスタを作る方が直感的に分かりやすい.

しかしながら,n次直交で正規化した空間のベクトルでも,
同じ結果なのかもしれない.
どっちにしても,原点に近いベクトルは無趣味・無関心だし,
原点から遠ざかるにつれて,執着度が強くなる.
分かりやすいと言えば分かりやすいかな.
問題なのは,n次直交を図示できないことだ.
空間を理解できる人ならいいけど・・・

って思ってる.備忘録.