「攻殻機動隊」「電脳コイル」の世界を実現! - ARToolKitを使った拡張現実感プログラミング
またもや,平然とはてブにインスパイアされてみる.
ARToolKitを用いて,今流行のサッチーを召喚してみました.
ちょっと導入に躓いたので,うまくいった方法を書きます.
SourceForgeから必要なファイルをダウンロードします.
まずは指示通り.
ARToolKit-2.72.1.tgz
DSVL-0.0.8b.zip
OpenVRML-0.14.3-win32.zip
【1】 ファイルの解凍とコピー
- ダウンロードした3つのファイルをそれぞれ解凍してください. 解凍すると「ARToolKit」「DSVL」「OpenVRML」という3つのフォルダができます.
- 「ARToolKit」を「C:\Program Files\」に移してください.
- 「ARToolKit」の中に「DSVL」と「OpenVRML」を移してください.
- 以下の3つのDLLファイルを「ARToolkit\bin\」にコピーしてください.
- ARToolKit\DSVL\bin\DSVL.dll
- ARToolKit\DSVL\bin\DSVLd.dll
- ARToolKit\OpenVRML\bin\js32.dll
- 「ARToolKit\Configure.win32.bat」をダブルクリックして実行してください.
で.このままコンパイルを始めるとうまくいかないので,先にOpenGLを入れます.
これは指示通り.
次に,ライブラリのパスを先に通すような気がします.
次にライブラリのパスを通します.これは開発環境にライブラリの場所を教える作業です.
VisualC++のメニューを「ツール>オプション」とたどり,出てきたダイアログの「ディレクトリ」タブをクリックします.
まず「表示するディレクトリ」を「インクルードファイル」にした状態で,下の空白の横にある「...」ボタンをクリックして
C:\PROGRAM FILES\ARTOOLKIT\INCLUDE
を追加してください.
次に「表示するディレクトリ」を「ライブラリファイル」にした状態で,同様にして
C:\PROGRAM FILES\ARTOOLKIT\LIB
を追加してください.できたらOKボタンを押して終わりです.
その後に,バッチビルドでokだと思います.
少なくとも,研究室ではこの手順でうまくいきました.
あとはめくるめくARの世界に・・・
といきたいところですが,カメラの性能が悪いせいか,うまくサッチーが出ません.
至近距離だと上手く表示されるんだけど,全身が表示されるように引きで撮ると上手くいかない.
キャリブレーションなどを行って,試行錯誤します.