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時をかける少女 レビュー [ レビュー ]

時をかける少女

テレビでやってたから,見ました.
DVDを借りてまで見ようとは思わないのが,オレ.
全然レビューじゃないんだけど・・・どうしても書きたいことがあるので,書く.

「時が止まる」ってなんなんでしょう?
日常的に発生しないし,一生に一度体験できるかできないかという代物.
恐らく,体験できたときには死んでいるでしょうが.

多くの作品で「時が止まる」という状況は「自分以外の全てが停止している」ように描かれている.
「停止している」というのは恐らく「運動していない」と等価の状態であると思われる.
「自分以外」という定義をどのようにするのかという問題があるが,SFチックに黙殺しよう.
系の話でいけば,「自分以外」の系にどうやって干渉するのかという問題も・・・
その辺は,「自分」から「自分以外」への干渉は一方的にできることにしておきましょう.

オレは「時が止まる」という描写で唯一違和感を感じていることがある.
いや,唯一どころかいっぱいあるんだけど,それ以外は妥協できる.
唯一妥協できないこと.

あらゆる物質の運動が停止しているのであるならば,光の運動も停止していて然りだろう.
光が停止するということは,目が色を関知することは有り得ないはずである.
だって,色ってのは,光の波長に過ぎないのだよ.
光が物質に当たって,物質が光を吸収(選択吸収)して,赤い波長を再放出(反射じゃないよ!)すれば,赤く見えるんですよ.
ということは,光の運動が停止している世界では,目が色を関知することは有り得ない.
要するに,世界は全て光の黒で包まれなくてはならない.
だから,「時が止まっている」描写として,多くの作品は正しくないと思われる.
そもそもタイムリープ(time-leap)なのだから,「時が止まる」という描写は不適切だと思うのだが・・・

まとめ:
早川友梨はオレの嫁!