今日(11/30)は担当TA科目の中間試験がありました.
その試験中に,相方のSティーラさんが,カンニングを発見,摘発しました.
うむ.その行動力は素晴らしい.
いや.書きたいことは,そのことについてではありません.
そのカンペは,10mm四方程度の紙に小さな文字で,
テストの要点(と思われる)がまとめられていました.
私は,カンペ容認派です.
ただし,作ることを推奨しますが,使用することは厳禁です.
その心は何か?
皆さんは,テスト前に「まとめ」という作業をすることだろう.
しかし,その「まとめ」という作業に,どれだけ注意を払っているだろうか?
一般的に,「まとめ」はノートやルーズリーフに書かれるだろう.
しかし,そこに制限を設けているだろうか?
ノートは何ページまで.ルーズリーフは何枚まで.と言ったように・・・
恐らく,多くの人はしていないだろう.
これは,非常に非効率的であり,言うなれば勉強の振りに過ぎない.
私はどうか?
私は,どのような試験においても,A4両面1枚の制限を設ける.
そして,その紙に秩序を求めない.
文字の大きさに対するポリシーを厳密に定義しないが,
ノートに書いてある文字よりも,大きい文字で書くことを心がける.
それは何故か?
単純なことだ.
有限な領域に,本当の要点をまとめるためである.
試験範囲で不要なことなど一切有り得ない.
しかし,本当に抑えておくべき要点は,一握りに過ぎない.
多くの人は,それを把握できないがために,苦労をするわけであり,
その要点を求めるために,勉学を行うのだ.
そこに来て,有限な領域に試験範囲をまとめることは,有意義である.
そして,その領域は,狭ければ狭いほど,高効率を発揮する.
「これは必要かな?」「これは書くべきかな?」「要らないかな?」
などと悩み,考える.
そして,悩みに悩んで,考えに考え抜いた結果,「まとめ」が完成する.
そこには,試験範囲のエッセンスが詰まっているし,
それを作成する過程で,試験範囲のほぼ大半を網羅していることだろう.
そして,「まとめ」に書いた内容も覚えていることであろう.
私が勧めるカンペは,これである.
あなたが実際に,試験で利用することができる大きさのカンペ用紙に,
自分が実際に使うつもりで,試験の要点をまとめるがいい.
それを作ることは,強烈な高効率学習方法だが,
それを実際に行使することは,愚かさの極みである.
だからこそ,私はカンペを作ることを容認するし,
むしろ積極的に勧める.
そんな教育観を持っている私の戯れ言です.