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宿題代行業が大盛況 [ 教育, 記事 ]

金で解決…親も子供も宿題丸投げ 代行業者が繁盛|その他教育|教育・福祉|Sankei WEB

ついこの前も似たようなエントリーを書いた気がするね.
代行業ネタ第2弾.
今回は宿題の代行業だそうです.

多くの小中学校で夏休み最後となる今週末は“駆け込み客”が殺到しているというが、「家庭学習の習慣を身につけるという本来の趣旨に反している」と、教育関係者は批判的だ。

批判的だ.
ん?批判的な考えを持ってるのは教育関係者だけなのか?
常識的に考えて,一般常識だろう.
宿題の目的や本質を全く理解していない低能な両親が悪い.
そりゃぁ子どもにとって見れば宿題なんてやりたくないものNo.1に近いだろう.
しかし,その過程を経て育った親ならば,宿題の本質がなんであるかを知っているはずだし,知らなくてはならない.
なのに,そういう教育ができない親なんて,親失格.
成績も進学先も就職先も嫁も,全部全部,金で解決すればいいのに!

三重大学の奥村晴彦教授(情報教育)は「宿題や課題は結果より努力した跡が大切。お金で買ったものでは意味がない。保護者や業者も『何でも金で解決できる』という考え方を子供の心に植え付けるのは良くない」と話している。

奥村先生も嘆いておられますぞ.
過程を無視して結果だけを得ようとする,昨今の風潮が蔓延しつつあるようです.
教育業界はてんやわんやですね.
こんな状況なのに,依然として教育に本腰を入れない某T海大学は全然ダメですね.マジで.


オレの過去の経験から照らし合わせるに,これの何が一番悪いかって,代行業者とそれに依頼する人.
だって,代行業者と依頼者の間に友情は存在しえるのかい?
常識的に考えて,宿題ってのは友達に頼るものだろ.
そんで,対価として飯をおごったり,ジュースおごったり,チロルチョコ10個だったり.
そういうコミュニケーションから友情が育まれていくんじゃなかったっけ?
夏休み末期って,友達の家(もしくは自宅)にみんなで集まって,助け合いながら答えを写すんだろ?
それが夏休みの風物詩なのに,それすらも忘れてしまうとは.
何のための夏休みの宿題だと思っているのか.
きっと友達もお金で買うんでしょうね.
名前は読みづらいんでしょうね


200709022228追記:
プレミアAを見てから追記.
最近は宿題の量が膨大なんだそうです.ゆとりの影響ですかね.
宿題は量ではなく,質ですよ.出題側も考えて!

それにしたって,宿題の量が多いから業者に頼るのはどうなのか.
ちゃんとやってくる人もいるわけだから,無理難題ではない.
ましてや「特殊な事情があってどうしてもできない」って人が業者を利用するらしいですよ.
「どうしてもできない特殊な事情」があるなら,先生にそう言えばいいのに.
なんで,宿題をやらないという選択肢を選択しないのか.
無駄金を落とすくらいなら,先生を買収してしまえばいいのに.
そして,先生を買収するくらいなら,家族旅行に行ってしまえばいいのに.
宿題って,そんなに大事なものだっけか?

そんなオレは図画工作や自由研究が好きだったなぁ.
毎年なんか作ってた気がする.
絵描きは画伯級なオレだが,ポスターによく応募した気がする.たまに入賞したり.
そんで,読書感想文は大嫌いだったな.
毎年,あらすじで終始して,最後に感想をちょろちょろ.芸がない.文才もない.

ところで,全然関係ないけど,富士ゼロックスの「一人一音の演奏会」ってCMはいいね.
ギター編にはMarty Friedmanが登場してて,なかなか豪華なメンツでやってます.
すんげーセンス溢れるCMだと思う.